さて、今回よりXリーグの好プレイを紹介します。
昨年のベストゲームとも言われる2019年秋シーズン第7節に行われた、オービックvs富士通の試合から好プレイを紹介したいと思います。
第1Q残り11:07
敵陣42y 1-10
3Step Pass
![](https://insideout-football.info/wp-content/uploads/2020/06/55533F9A-67CD-4619-A61A-BEBE8507611D-1024x594.jpg)
※ビデオに写っていないのでWRの動きは一部想像です
動画はこちら
既にディフェンスの動きを書いていますが、まずはDL同士のコンビネーションが素晴らしい!
#31の三井選手と、#23のByron Beatty Jr.(BJ)選手ですね。まず二人ともとんでもなくスタートのスピードが速いです(笑)
三井選手が右Gと右Tを引き連れている一瞬の隙をついてBJ選手がQBサックしました。
そしてもう一つは、LBのWRに対するバンプです。
LBがWRのパスルートを邪魔することを、リルート(Reroute)と言います。
そして、リルートのコツはWRに対して下がらずにショルダーを平行にすることです。
![](https://insideout-football.info/wp-content/uploads/2020/06/E502EDAC-DE85-4476-AEAB-52D5EC9DC9D9-932x1024.jpg)
上の図はWRに対して向かいあっているLBの図です。□がショルダーで○がヘルメットと思ってください。
すみません。画力が無いのです(笑)
このように、WRに対して半身内側に向かい合った状態でショルダーが平行だと、WRはLBを避けるように走るしかなく、結果的にこれはリルートしている状態となります。
そしてさらに、#21のBronson Beatty選手はその位置関係からさらにバンプして相手をノックアウトしています。ちなみに、Bronson Beatty選手はBJ選手の弟です。
3WRサイドでも#13の岩本選手がしっかりショルダーを平行にしてバンプしていますね。
これが、WRに対してショルダーが平行を保てていなければ、簡単に内側に入られてしまいます。
![](https://insideout-football.info/wp-content/uploads/2020/06/6CF06E7D-7B23-4C8F-83C7-BCDCBB3B78A6-945x1024.jpg)
そのため、LBにバンプを教える時はできるだけショルダーを平行にするように意識しています。ほんの少しのことですが、これだけでWRに内側に入られる確率がグンと減ります。
それでは、次回もお楽しみに。
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