続いてはLSUのオフェンスプレイを紹介します。
第4Q残り2:22
敵陣25yd 3-2
Inside Zone Read
![](https://insideout-football.info/wp-content/uploads/2020/06/1321AD0A-ED80-48CF-ADBD-7C786869A658-1024x603.jpg)
四角で囲まれたディフェンス選手をキーとして、QBがRBにハンドオフするか、ハンドオフせずに自らボールをもって走るかをチョイスするプレイです。
一般的にはRBサイドのDEを見て判断することが多いのですが、このプレイはDEではなく大外にいるLBでチョイスしています。
QBが判断する方法は下図の通りです。
LBがランに行けばQBはハンドオフせずに自らボールをもって走る
![](https://insideout-football.info/wp-content/uploads/2020/06/713068C8-923B-4090-90ED-A2EB490ACDF9-1024x594.jpg)
LBがQBに行けばRBにハンドオフをする
![](https://insideout-football.info/wp-content/uploads/2020/06/A3B704B8-3CCE-4C6D-8474-FA7731EF6D79-1024x598.jpg)
ディフェンスがこのプレイを止めるには、大外を守る選手が浮かされた時にRBを守るのか・それともQBを守るのかのルール決めをしておく必要があります。
・浮かされた選手がQBを止めに行く場合は、他のディフェンス選手はRBを止めに行く
・浮かされた選手がRBを止めに行く場合は、誰か代わりにQBを見る選手を用意する
このルールさえしっかりディフェンスの中で共有されていれば、このプレイも恐くありません。
反対に、これらがルール化されていないチームは毎回QBに裏をかかれてしまうため、常に不利な状況で戦わなければなりません。
ルール化していても、不意にプレイされたときにはついルールを無視した動きを取ってしまう選手もいます。そのため、こうしたプレイは練習で反復練習することで頭と体の両方で覚える必要があります。
今回で、LSU vs Alabamaの試合は終了です。次は社会人アメフトをピックアップします。
それではまた次回をお楽しみに。
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