【アメフト 戦術】ディフェンスパスカバー解説 Cover 1

スポンサーリンク

今回はディフェンスのパスカバー「Cover 1」について解説します。


スポンサーリンク

お知らせ:アメフト観戦ガイド アメフトミルヒト

アメフト初心者へ観戦ポイントやルールを紹介するサイトを公開しました!

【使用例】
選手:初心者の人を試合へ誘った時にシェア!
チーム:メンバー表やパンフレットにQRコードを掲載!
チア:ルールを覚えて選手を応援!

以下のバナーからご確認ください!


Cover 1とは

Cover1はマンツーマンカバーの一つです。

DLを除いたディフェンス選手が有資格選手に対してマンツーマンを行い、1人のSFがディープゾーンをフリーで守るディフェンスです。Cover1の1は「フリーのSFが1人」という意味です。


図のようなつき方で、有資格選手をマンツーマンしていきます。一般的には、CBが#1WRをマンツーマンし、OLB・SFが#2・TEをマンツーマンします。


ディープゾーンに1人SFがいることから、#2WRに対してはアウトサイドを張ってカバーするチームもあります。

Cover 1のメリット

・あらゆるパスパターンに対応できる
ゾーンディフェンスはカバーによってゾーンの隙間が弱点となりますが、マンツーマンを使用するCover1は人に対してプレイするため、ゾーンの隙間が発生しません。

・ランに対して強い
マンツーマンディフェンスをすることで、WRを見る選手はWR。RBを見る選手はRBと役割が明確化されます。

ゾーンディフェンスではパスの時はWRに対してプレイし、ランの時はRBに対してプレイするという二重の役割を持った選手が発生します。そのため、役割が一つに明確化されたマンツーマンディフェンスの方が、ランに対して有効です。

ゾーンディフェンス


マンツーマンディフェンス


Cover 1のデメリット

・ピックルートに弱い
人に対してマンツーマンを行うため、WRとWRが交差するピックルートを使われると弱いです。
ピックルートを使われることで、一時的にフリーとなる選手が生まれてします。



・モーションパスに弱い
人に対してマンツーマンを行うため、モーションされてもついていく必要があります。そのため、モーションを絡められたパスへの対応は難しくなります。


・1対1で負けているところを狙われる

マンツーマンなのでメリットとデメリットは表裏一体なのですが、ディフェンス選手がオフェンス選手をマンツーマンで付くことができなければ、狙われる恐れがあります。特に、フィールドが広い状態での1対1や、ダブル・ムーブなどはDBにとっても負担が大きいです。

フィールドが広いサイドでの1対1


ダブルムーブ


おわりに

いかがでしたでしょうか。

Cover 1には、あらゆるパスパターンに対応でき、ランに対してもよく守れるという特徴がありますが、個人にかかる負担も大きく、特にピックルートを多用するチームには注意が必要です

Cover 1のデメリットを補う工夫については改めてご紹介します。


それではまた次回をお楽しみに。

コメント

タイトルとURLをコピーしました