さて、今回は2020年に行われたCollege Footballの試合、Rose Bowlから Oregon 大学 対Wisconsin大学の試合からプレイの戦術をご紹介します。
今回はOregon大学のオフェンスプレイをご紹介します。
第2Q残り3:25
敵陣5y 1-5
Zone Fake Speed Option
RBへのハンドオフをフェイクにし、QBとWRでSpeed Optionを行うプレイです。
ゴール前ではQBを走らせるOptionプレイが有効です。
【参考記事】
このOregon大学のオフェンスプレイと同じようなプレイを前のプレイで行っています。

このように、似たような動きから違うオフェンスプレイを行うことでディフェンスを惑わすことができます。これは、モーションからのキックアウトを組み合わせたSplit Zoneのプレイです。
しかし、このプレイはディフェンスがある程度予測をすることが可能です。
これは最初にご紹介したZone Fake Speed Optionですが、モーションしているのはFBやTEではなく、WRパーソナルで行っています。

一方こちらは先ほどご紹介したSplit Zoneのプレイですが、こちらはWRではなくBP(ブロッキングパーソナル)=TEまたはFB がモーションをしています。
さきほどのZone Fake Speed OptionはBPからではなくWRをモーションさせた方がピッチの展開でゲインが見込まれますし、このSplit ZoneはWRではなくBPで行った方がDEのキックアウトが効果的です。
オフェンスがセットした時に、どのパーソナルがどこにセットしているかを把握することは非常に大切です。これにより、モーションする選手である程度次にオフェンスがしたいことを予想してディフェンスをすることができます。
動画はこちらから。
それではまた次回をお楽しみに。
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