さて、今回は2019年に行われたCollege Footballの試合、Week 14から Alabama 大学 対Auburn大学の試合から戦略・戦術をご紹介します。
今回はAuburn大学のオフェンスプレイをご紹介します。
第1Q残り15:00
自陣25y 1-10
Shallow Screen
Emptyとアンバランスを組み合わせた体型から、OTの位置にセットしたTEをパスコースに送り出しています。そして、左Shallowのコースを走ってきたWRにパスすることでランアフターキャッチを狙うプレイです。
動画は8:51から再生
※お手数ですがYoutubeからご覧ください
Auburn は試合開始のオフェンスプレイでこのプレイから入りました。
WRの位置にセットしたOLは一度ヒッチフェイクをしてから時間差でブロックに向かいます。OLは4人でパスプロテクションを組んでいますが、QBが冷静にShallowを投げることでフレッシュを獲得しています。
このプレイはTEがQBを一切見ずにパスコースに出ているため、おそらく決め打ちのShallow Screenだと思いますが、LBの守り方を見て投げ分けても面白いかもしれません。
LBがTEにつけばShallowへパス
LBがShallowにつけばTEにパス
OLが4人でパスプロテクションをするため判断する時間は短いですが、視線が一か所なのでそこまで難しくないと思われます。
一方、Alabamaディフェンスも一切慌てることなくアジャストし、TEへのパスもLBがピックアップしています。また、最後のタックルも一人でファンブルフォースをしており、白熱した試合になりそうです。
それではまた次回をお楽しみに。
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