【CFP2025】セミファイナル完全解説:コットンボウルのビッグプレーと勝敗の行方

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カレッジフットボールプレイオフ セミファイナル結果

コットンボウルの試合結果

2025年1月10日に行われたカレッジフットボールプレイオフのセミファイナルであるコットンボウルの結果をお伝えします。

コットンボウルではオハイオ州立大学がテキサス大学を28-14で破りました。オハイオ州立大学は、試合終盤に決定的な得点を重ね、勝利を決めました。

劇的な攻防が続き、スポーツの魅力を存分に味わえる一戦となりました。未経験者も引き込まれる、感動と興奮に満ちた試合展開でした。

オハイオ州立大学 vs テキサス大学 激闘の内容

チーム別スタッツ

スタッツオハイオ州立大学テキサス大学
総獲得ヤード370341
パス獲得ヤード289283
ラッシュ獲得ヤード8158
ファーストダウン1820
3rdダウン成功率30.0% (3/10)33.3% (5/15)
ターンオーバー12
タイムオブポゼッション31:3828:22

主要選手別スタッツ

選手名所属ポジションスタッツ
Will Howardオハイオ州立大学QB24/33, 289ヤード, 1TD, 1INT
Quinshon Judkinsオハイオ州立大学RB9回36ヤード, 2TD
Carnell Tateオハイオ州立大学WR7キャッチ, 87ヤード
Quinn Ewersテキサス大学QB23/39, 283ヤード, 2TD, 1INT
Jaydon Blueテキサス大学RB5キャッチ, 59ヤード, 2TD
Quintrevion Wisnerテキサス大学RB17回46ヤード

オハイオ州立大学の攻撃力が光った試合展開

オハイオ州立大学は、バランスの取れた攻撃で試合を優位に進めました。クォーターバックウィル・ハワードは24回の成功パスで289ヤードを獲得し、1つのタッチダウンパスを決めました。これは、まるで精密な外科手術のように、テキサス大学のディフェンスを切り裂いていく印象でした。

ランニングゲームでも、クインション・ジャドキンスが2回のタッチダウンを決めるなど、効果的な攻撃を展開しました。ジャドキンスは、まるでブルドーザーのように相手のディフェンスラインを押し倒していきました。

特筆すべきは、オハイオ州立大学の3rdダウンの攻防でした。30%という成功率は決して高くありませんが、重要な場面で確実に1stダウンを獲得し、攻撃の流れを途切れさせませんでした。これは、まるでチェスの名手が相手の防御を巧みにかわすような戦略的なプレーでした。

テキサス大学の反省点と今後の課題

テキサス大学は、クォーターバックのクイン・ユワーズが23回の成功パスで283ヤードを獲得し、2つのタッチダウンパスを決めるなど、パッシングゲームでは健闘しました。ユワーズは、まるでダーツの名手のように、ピンポイントでレシーバーにボールを投げ込んでいました。

しかし、ランニングゲームでは苦戦し、チーム全体で58ヤードしか獲得できませんでした。

また、試合終盤のターンオーバーが致命的でした。これは、まるでボクシングの試合で最終ラウンドにノックダウンを喫するようなダメージでした。今後は、プレッシャーの中でも冷静にプレーする能力を磨く必要があるでしょう。

試合の流れを変えた重要プレー

TreVeyon Henderson の75ヤードタッチダウン

第2クォーター終了直前、オハイオ州立大学のトレヴェヨン・ヘンダーソンが75ヤードのスクリーンパスをタッチダウンに結びつけました。

このタッチダウンにより、オハイオ州立大学は前半を14-7のリードで折り返すことができました。これは、まるでボクシングの試合でラウンド終了直前にパンチを決めるような、相手のモチベーションを下げるプレーでした。

このプレイ、前半残り時間が33秒という状況なのでオハイオ州立大学はパスを選択することが予想される中、あえてのスクリーンを選択。テキサス大学はとにかく一発タッチダウンを避けるため、後ろに引いたディフェンスをしていました


そこに、テキサス大学のディフェンスのラッシュと入れ違うように、オフェンスラインがタイミングよくスクリーンとしてブロックに登場することで、まるでキックオフリターンさながらの距離関係で一気にリターンすることが出来ました。もちろん、リードブロッカーを上手に使っていたトレヴェヨン・ヘンダーソンの技術とスピードがあってのことではあります。

Jack Sawyer の83ヤードファンブルリターン

試合終了2分13秒前、オハイオ州立大学のジャック・ソーヤーがテキサス大学のクォーターバック、クイン・ユワーズからボールをはじき出し、83ヤードのファンブルリターンタッチダウンを決めました。このプレーは、CFP史上最長のファンブルリターンタッチダウンとなりました。

ソーヤーは、まるでアクション映画のヒーローのように、ボールをキャッチするや否や、相手選手をかわしながら一気にエンドゾーンまで駆け抜けました。このプレーにより、試合の勝敗が決定的となり、スタジアムは大きな歓声に包まれました。

そして、なんとこのジャック・ソーヤーは、クイン・ユワーズがオハイオ州立大学にいた時のルームメイトだったんですね。過去のルームメイトにサックされるのはさぞかし悔しかったでしょう。

名門校同士の決勝戦

カレッジフットボールプレイオフの決勝戦はノートルダム大学オハイオ州立大学の対決となりました。両校ともカレッジフットボール界を代表する名門校であり、長い歴史を持つライバル関係にあります。ノートルダム大学は1988年以来、オハイオ州立大学は2014年以来の全米制覇を目指しています。

通算成績

過去に試合が行われており、オハイオ州立大学が6勝2敗でリードしています。

  1. 1935年11月2日: ノートルダム大学 18-13 オハイオ州立大学
  2. 1936年10月31日: ノートルダム大学 7-2 オハイオ州立大学
  3. 1995年9月30日: オハイオ州立大学 45-26 ノートルダム大学
  4. 1996年9月28日: オハイオ州立大学 29-16 ノートルダム大学
  5. 2006年1月2日: オハイオ州立大学 34-20 ノートルダム大学 (フィエスタボウル)
  6. 2016年1月1日: オハイオ州立大学 44-28 ノートルダム大学 (フィエスタボウル)
  7. 2022年9月3日: オハイオ州立大学 21-10 ノートルダム大学
  8. 2023年9月23日: オハイオ州立大学 17-14 ノートルダム大学

攻守のバランス

両チームとも攻守にバランスの取れたチーム構成が特徴です:

  • ノートルダム大学:QB ライリー・レナードを中心とした多彩な攻撃と、アグレッシブなディフェンススタイルが持ち味
  • オハイオ州立大学:QB ウィル・ハワード、RB トレヴェヨン・ヘンダーソン、WR ジェレマイア・スミスの攻撃トリオが強力

ディフェンス力の対決

オハイオ州立大学は全米1位の守備力(平均失点12.2点、平均失陥ヤード251.1ヤード)を誇ります。一方、ノートルダム大学もジョージア大学戦でフィジカルな守備を見せており、両チームのディフェンス力の対決が注目されます。

対戦の舞台はアトランタ

試合はアトランタメルセデス・ベンツ・スタジアムで開催されます。中立地での一発勝負となるため、両チームのパフォーマンスが試されることになります。 この試合は伝統あるカレッジフットボールの頂点を決める戦いにふさわしい試合になることが期待されます。

おわりに

いかがだったでしょうか。今回は、カレッジフットボールプレイオフのセミファイナルとコットンボウルの結果をお伝えしました。

いよいよカレッジフットボールプレイオフも次回が決勝戦です。勝利するのはノートルダム大学か、オハイオ州立大学か、楽しみでなりません。

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