今回はディフェンスのパスカバー「Cover 6」について解説します。
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Cover6とは
Cover6はゾーンカバーの一つです。フィールドをボールを中心にして左右に分けた時に、片側をCover 4, もう片側をCover2という2種類を組み合わせたカバーです。
Cover 6とは、Cover 4+2でCover 6という意味で覚えるとわかりやすいです。
Cover 6のメリット
・Cover2とCover4のいいところどりができる
Cover2はショートパスとオープンランに強いという特徴があり、Cover4はランとパスをバランスよく守れて、縦のパスコースに強いという特徴があります。
例えば右利きのQBに対して使う場合は、オフェンスから見て右側をCover2,左側をCover4にするのが有効です。右利きのQBは 右側にパスを投げることが得意なため、オフェンスから見て右側をCover 2にすることでパスを効率よく止めることができ、反対サイドはCover4でSFがラン参加をすることで、ランとパスをバランスよく守ることができます。
Cover 6のデメリット
基本的にはCover2とCover4のデメリットと同様です。
・ロングパスに弱い(Cover2サイド)
SFはDeep Zoneの半分を1人で守らないといけないため、Deep Zoneに関しては1人当たりのパス担当エリアが広くなってしまいます。特にSFから遠い「Deepのサイドライン際」「SFとSFの間」はCover2サイドの弱点とも言えるエリアです。
・CBの前のゾーンが空く(Cover4サイド)
CBは#1に対してディープゾーンから守るため、CBの前の浅いゾーンは取られてからタックルするほかありません。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
Cover 6は、Cover2とCover4のいいところどりができるカバーです。
一方で、デメリットも同様のため、バリエーションの一つとして持つことが有効でしょう。
それではまた次回をお楽しみに。
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