久しぶりの投稿です。高校アメフトも春大会が終わり、落ち着いてきたのでこれからまた投稿していこうと思います。
さて、今回はアメリカのHigh School Footballの試合を取り上げたいと思います。今まで全くと言っていいほど見たことが無かったのですが、コーチから勧められて試しに観てみるとまぁー面白い!!
私は日本で高校生を教えているのですが、日本の高校生こそ一度は観てもらいたいですね。
今回は 2018年に行われたDuncanville 対 Allenの試合からナイスプレイをご紹介します。
この試合はテキサス州の準決勝という位置づけです。日本でいうところの東京都大会ベスト4です。
第1Q残り7:03
敵陣21y 2-1
Jet Fake Counter
WRが左から右にジェットスウィープの動きを行い、ディフェンス全体を右側に動かした後、反対方向にブロッカーをつけてRBに持たせるプレイです。
中央のLBがジェットスウィープに反応してしまったため、大きくゲインしてしまいました。
ディフェンスは両側からブリッツを入れたマンツーマンでしょうか?もしそうであれば、SFはTEがブロックをしていることを見て、もっと早くランを止めに来ないといけませんね。
もう一つ、プレイをご紹介します。
第2Q残り4:48
自陣7y 2-8
Jet Fake QB Counter
ブロッキングは先ほどと同様ですが、RBではなくQBが持っています。RBはWRのジェットスウィープのリードブロックになるように動くため、ディフェンスはよりWRに注目してしまいます。
ディフェンスはジェットスウィープに対して迎え撃つようにブリッツを入れるようなアジャストをしています。SFはQBの動きにに早く気づきましたが、先ほどのプレイと同様中央のLBがジェットスウィープに反応してしまったため、タッチダウンに繋がってしまいました。
ジェットスウィープはWRが加速した状態でプレイが展開されるため、LBは「早く行かなくては!」という焦りが生まれます。
そのため、オフェンス目線では、ジェットスウィープに対してLBのリアクションが早いチームに対してこのようなカウンタープレイが有効と言えます。
一方、ディフェンス目線では、LBはジェットスウィープに対して常にフルリアクションするのではなく、オフェンスラインの動きをしっかり見て判断する必要があります。
それではまた、次回をお楽しみに。
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