さて、今回は2019年に行われたCollege Footballの試合から Florida 対LSUの試合からプレイをご紹介します。
今回は、LSUのディフェンスプレイをご紹介します。
その前に、まずはFloridaのオフェンスプレイを見ていきましょう。
第4Q残り1:53
敵陣9y 4-4
3 Step
※右サイドのパスは見えませんでした
左サイドのHook & Outパターンを狙ったパスです。
このオフェンスに対するLSUのディフェンスはこちらです。
DLのプレッシャーがかかり、WRにマンツーマンしていたDBがインターセプトしてしまいました。
動画はこちらから。
試合を決定づけるディフェンスのビッグプレイですが、このプレイは取り消しとなり、Frolidaは1st Downを獲得していました。
なぜ、取り消しになってしまったのでしょうか?
それは、このプレイではディフェンスサイドに2つの反則が発生していたことが原因です。
①ラフィング ザ パサー
ラフィング ザ パサーは公式規則では、「ディフェンスのプレーヤーは,明らかにボールが投げられた後,パサーに対して不必要に乱暴な行為をしてはならない。」と定義されています。
また、今回のLSUディフェンスは、公式規則中の
「オフェンスのプレーヤーが両足または片足をグラウンドに着けて,パスの姿勢をとっている場合,ディフェンスのプレーヤーは妨害を受けずにラッシュして行き,膝または膝より下に強力な接触をしてはならない。ディフェンスのプレーヤーが転がったり,飛び込んだりして,膝または膝より下に強力な接触をすることも反則となる。」
2018~2019年度版 公式規則
という箇所に抵触しています。
②スポーツマンらしからぬ行為
何をしたかは分かりませんが、LSUの#7がこの反則を取られています。
スポーツマンらしからぬ行為とは様々なパターンがありますが、公式規則では
試合前,試合中または各節の間を通じ,プレーヤー,交代選手,コーチ,正式な関係者,および公式規則の適用を受ける者は,スポーツマンらしからぬ行為または円滑な試合の運営を妨害するようないかなる行為も行ってはならない。 プレーヤーによるこのような行為は,発生した時間によってライブ ボール中の反則またはデッド ボール中の反則として扱われる。
2018~2019年度版 公式規則
とあります。
特に禁止される行為としては、
・挑発
・暴力行為
・遅延行為
などがあります。
他にも、
・ひきょうな行為(公式規則の裏を突くようなこと)
ex)ハーフ ディスタンスの規則を悪用し,繰り返し反則を犯す
・審判員に対する接触
・タバコの使用
など、あまり聞きなれないようなパーソナルファウルもあります。
ラフィング ザ パサーは勢い余ってしてしまうことはありますが、膝下へのタックルは避けなければなりません。また、スポーツマンらしからぬ行為も不必要な反則です。
反則を防ぐには、
・反則を知ること
・反則をしないように意識すること
・感情的にならないこと
が大切です。
接戦の試合こそ一つの反則が命取りになるため、気を付けていきたいものです。
それではまた次回をお楽しみに。
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