さて、今回はLSUオフェンスからプレイを紹介します。
第3Q残り4:15
自陣27y 2-8
3Step Pass
![](https://insideout-football.info/wp-content/uploads/2020/06/550327D8-EDAB-47CD-BB9C-757C928B01B7-1024x589.jpg)
3by1の体型からの3 Step Passです。
さっそく動画を観てみましょう。
WRをフリーの状態にさせて、QBのバロウが簡単にパスを決めています。
そして今気づいたのですが「LSU vs Alabama 2019②」の記事から数えて6回連続「3 Step Pass」でした(笑)
他にも良いプレイはあったのですが、気が付けばこうなっていましたね。。。次回プレイを選ぶ際には気を付けます。
さて、このプレイですがマンツーマンに強いパスパターンが採用されています。
ディフェンスの守り方を見てみましょう。
![](https://insideout-football.info/wp-content/uploads/2020/06/AA49DB4B-6C1F-42CE-853C-A09D08B01488-1024x595.jpg)
恐らくこんな感じで3WRサイドは#2と#3WRをそれぞれ前の選手がカバーするサイン。1WRサイドは2対1でWRをカバーするサインだと思われます。
この守り方だと、
![](https://insideout-football.info/wp-content/uploads/2020/06/8BE90AD2-BB0C-4A0F-B3ED-58D2995113AE-1024x593.jpg)
こんな感じでDBがカバーしに行くのを邪魔するようなWRの動きによって、#2WRをマンツーマンできなくするというパスパターンです。
それでは、ディフェンスはどのようにカバーすればよいでしょうか。
![](https://insideout-football.info/wp-content/uploads/2020/06/BC9ABBC4-AAC5-4AC9-BAC5-2D74EE95A1B2-1024x596.jpg)
答えは簡単で、マンツーマンする選手を入れ替えてあげるとスムーズにカバーすることができます。それには、ディフェンスの選手同士で事前に「もしWRがクロスしたら入れ替わるぞ!」ということをコミュニケーションする必要があります。
また、WRのつき方によってクロスすることを予想できます。WR同士が非常に近くセットしているため、プレイ開始すぐにクロスすることは事前に想定することができます。
オフェンスの体型・プレイ・つき方にはどんなものでも必ず”意図”が存在します。ディフェンスを上達するには、まず相手オフェンスがどんなことを考えているかを知ることが大切です。
オフェンスはどんなプレイをするかを事前に知っている状態で、ディフェンスは基本的にオフェンスの動きに合わせてプレイするのですが、何も考えずにただ反応しているだけだとオフェンスにやられ放題になってしまいます。
考えてプレイするからこそ、プレイの質が向上し、時にビッグプレイが生まれるのです。
それでは、次回をお楽しみに。
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