さて、今回は2020年に行われたCollege Footballの試合、Rose Bowlから Oregon 大学 対Wisconsin大学の試合からプレイの戦術をご紹介します。
今回はWisconsin大学のオフェンスプレイをご紹介します。
第2Q残り0:17
敵陣11y 3-3
3Step
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残り時間が少ない状況でディフェンスがサイドライン際のパスカバーを厚くするCover 2ベースで守っていたため、2人いるSFの間にパスが見事に通りました。
これは、ディフェンスのミドルゾーンを狙ったHigh-Lowコンセプトのパスパターンです。High-Lowコンセプトとは、WRを上下に重なるようなパスルートを組み合わせて、ディフェンスの動きを見て投げ分けるものです。
ディフェンス選手がLowのパスルートに反応したらHighのパスルートに投げる
ディフェンス選手がHighのパスルートに反応したらLowのパスルートに投げる
High-Lowコンセプトは他にも色んなバリエーションがあります。例えば、サイドラインに向かってWRが走るFloodと呼ばれるパスパターンが当てはまります。
ディフェンス選手がLowのパスルートに反応したらHighのパスルートに投げる
ディフェンス選手がHighのパスルートに反応したらLowのパスルートに投げる
WRを同じゾーンに送り込むことで段差を作り、2人のWRで1人のディフェンス選手を挟みます。
High-LowコンセプトはLowの方に投げさせてから集まってタックルするのが基本です。
そのため、ディフェンスはオフェンスの意図を読み取り、自分の前にWRが走りこんだら必ず後ろにもWRがいると思ってパスカバーすることが必要です。
それではまた次回をお楽しみに。
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