2021年に開催されたAFC チャンピオンシップの試合で使われた戦術を解説します!
動画でも解説していますので、併せてご覧ください!
シンシナティ・ベンガルズ vs カンザスシティ・チーフスという組み合わせになりました。
今回は、この試合から気になったプレイを4つご紹介します。
RB Motion & Counter
2Q 12:10
2-10
ベンガルズ オフェンス
ベンガルズの攻撃です。
このプレイはカウンターと呼ばれるRBが2人のOLのブロックを使って走るランプレイです。
このプレイのポイントはRBをモーションさせている点です。
RBをモーションさせることで、LBの選手はモーションしたサイドに連れていくことができました。これにより、ランを守るディフェンス選手の人数が減り、効果的にランを出すことができています。
Jet Sweep Fake Pass
2Q 8:39
1-10
チーフス オフェンス
チーフスの攻撃です。ディフェンスはマンツーマンのディフェンスでした。
モーションしたWRやRBへフェイクを入れながら、モーションしたWRと反対サイドにQBが動きます。これにより、ディフェンスがQBへかけるプレッシャーが弱くなります。
そして、その間にTEの選手が複雑なパスコースを走り、見事にパスを成功させていまし
Motion Spot
2Q 5:09
1-3
チーフスオフェンス
ゴール前3ヤード地点で、チーフスがタッチダウンを取ったプレイです。
WRのモーションを絡めたパスプレイです。ベンガルズはゴール前にマンツーマンディフェンスを使用していたため、モーションで勢いよく走っていく選手にはついていけませんでした。
さらに、右側のWR2人が端にいるディフェンス選手の邪魔をすることで、ターゲットのWRがより空きやすくなりました。
3 Men Rush
4Q 13:14
3-6
ベンガルズ ディフェンス
チーフスのQBをサックしたベンガルズディフェンスのプレイです。
このプレイのポイントはディフェンス選手が横一列に並んでいる点です。これにより、OLの選手はパスプロテクションを行う時に1対1でブロックを行うことになります。
しかし、実際にはQBへプレッシャーをかけていたのは3人でした。残りのLBは下がってパスカバーをしています。最初に1列に並んでおくことで、DLは1対1の状況を作ることができ、大外からラッシュしたDLがサックすることができました。
いかがでしたでしょうか。周到に準備された両チームのオフェンスは見事でした。また、勝負所でQBサックを生んだベンガルズのディフェンスはチームに勢いをもたらしました。
それではまた次回をお楽しみに。
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