【アメフトのポジション】クォーターバック(QB)とは?役割・能力について解説

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今回は、アメリカンフットボールのポジションであるクォーターバック(QB)についてご紹介します。


今回の放送はポッドキャストでも配信しております!お時間がある方はぜひこちらもお聴きください


ポジションの前に、アメフトのルールについて知りたい!
そもそもラグビーとの違いすらよくわかんねぇよ!
という方はこちらをご覧ください。



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クォーターバック(QB)の役割とは

QBは、攻撃の時にチームに指示を出す司令塔の役割を担います。ほとんどのプレーでボールに触るため、QBの出来でチームの結果を左右すると言われております。


ランの時は、RB(ランニングバック)へボールを手渡しします。また、自らボールを持って走ることもあります。


パスの時には、WR(ワイドレシーバー)やTE(タイトエンド)やRBにパスを投げます。


また、プレイの開始前に相手守備の体型を読み、作戦の変更(オーディブル)を行うこともあります。


クォーターバック(QB)のセット位置

QBはオフェンスラインのセンターと言われるポジションの後ろに位置します。

アイフォーメーションではセンターの真後ろにセットします。
※図の四角形がセンターを表しています

ショットガンフォーメーションではセンターから少し下がった場所にセットします。


クォーターバック(QB)に求められる能力

1)遠く、速くパスを投げる肩の強さ
2)パスの正確性
3)ボールを持った時のスピード
4)状況判断力
5)リーダーシップ・メンタル

複数の能力を兼ね備えた選手が多いですが、一つずつ説明します。また、特にその能力に秀でたNFL選手をご紹介します。

これからQBを始めるという方がいれば、ぜひ参考にしてみてください!

1)遠く、速くパスを投げる肩の強さ

遠くにいるWRにパスを投げることができると、守備の選手は後ろに下がって守らないといけません。QBの肩が強く、パスを投げる範囲が広がることは、攻撃の幅が広がるといっても過言ではありません。

また、ボールのスピードも大切です。投げられてから捕球する選手にたどり着くまでの時間が短ければ、守備の選手が来る前にパスを決めることができます。そのため、野球経験者などで、肩の強さに自信がある選手はQBをおすすめします。

NFL選手では、カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズが肩の強さで有名な選手です。

Patrick Mahomes' Top 10 Plays from the 2020 Season | Kansas City Chiefs


2)パスの正確性

味方の攻撃選手にパスを成功させるには、WRがとりやすくかつ、守備選手に邪魔をされない場所にボールを投げる必要があります。

パスの成功率に直結するため、QBにとっては非常に大切な能力です。WRが取りやすいところに投げることで、WRは取った後にすぐ前に走ることができます。

また、QBが走りながら投げると正確性が落ちるのですが、走りながらでも確実にWRのもとに精度の高いボールが投げられることがQBには求められます。

そのため、パスの正確性に自信がある選手はぜひQBに挑戦してみてください。

NFL選手では、グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャースがパスの正確性が高い選手です。

Aaron Rodgers Full Season Highlights | NFL 2021
Youtubeからご覧ください。

3)ボールを持った時のスピード

QBはパスが投げられることが大前提ですが、スピードに自信がある選手はQBにとって大きな武器となります。

守備の選手にカバーされ、パスを投げることができない時の選択肢として、QBが自ら走ることがあります(これをスクランブルと言います)。

また、近年では最初からQBがボールを持って走ることが決められたランプレイが増えており、大事な場面で走れるQBがいるというのはチームの強みと言えます。

NFL選手では、ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソンがこのタイプに該当します。

Lamar Jackson Full Season Highlights | NFL 2020
Youtubeからご覧ください。

4)優れた状況判断

QBはプレイ開始前に作戦の変更(オーディブル)を行うことがあります。そのためには、自チームの攻撃サインを正しく理解し、相手チームの守備サインを読み取る状況判断力が求められます。

攻撃サインは1試合に100~200種類ほど用意されているため、全てのサインを覚えて状況に応じて使い分ける必要があります。そのため、記憶力や状況判断に自信がある選手はぜひQBに挑戦してみてください。

NFL選手では、インディアナポリス・コルツとデンバー・ブロンコスで活躍したペイトン・マニングがこのタイプに該当します

Peyton Manning cadence

5)リーダーシップ・メンタル

QBは攻撃チームの司令塔であることから、強いリーダーシップを発揮してチームを指揮する必要があります。常にチームの中心にいて、試合前や試合中に仲間を元気づけ、励ましつづけます。チームのメンバーは、そんなクォーターバックを信じてついていくのです。

また、逆転がかかったような勝負所において、プレッシャーに打ち勝つ強いメンタルが求められます。そのため、リーダーシップとメンタルに自信がある選手はぜひQBに挑戦してみてください。

NFL選手では、ニューイングランド・ペイトリオッツとタンパベイ・バッカニアーズで活躍したトム・ブレイディがこのタイプに該当します

Top 10 Greatest Tom Brady Moments of All Time




いかがでしたでしょうか。今回は、クォーターバックの役割と求められる能力について解説しました。

プレイを見る際に、このチームのクォーターバックはどんな特徴の選手か?に注目していただくと、オフェンスの見方が変わると思いますよ!

それではまた次回をお楽しみに。

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