昨日に続いて今日も投稿します。久しぶりの投稿に関わらずSNSでも反応していただきました。観ていただいている皆さん、いつもありがとうございます!
Twitterでコメントを頂いたのですが、確かにアレン高校は現NFL選手のカイラー・マレーの出身校ですね。
少し調べたのですが、カイラー・マレーは高校時にアメリカで最も活躍した高校生に贈られる、ゲータレード年間最優秀選手賞を2014年に受賞したそうです(2003年にはバスケットボールのレブロン・ジェームズも受賞したそうな・・・。)
以降、アメリカンフットボールの競技で同賞を受賞したのは以下の2名。
2018年 J・Tダニエルズ(サンタアナ高校→サザンカリフォルニア大→ジョージア大)
2020年 アリク・ギルバート(マリエッタ高校→LSU)
今後の活躍が楽しみですね!
それでは、今回もアメリカのHigh School Footballの試合を取り上げたいと思います。
前回に続いて、2018年に行われたDuncanville 対 Allenの試合からナイスプレイをご紹介します。
前回の記事をご覧になってない方はこちらをどうぞ。
第2Q残り11:31
自陣30y 1-10
OT Power Fake QB Lead
オフェンス解説
右のOTがリードブロッカーとなり、RBにハンド・オフの動きを行いますが、その際右のDEはブロックしません。
QBはDEがRBに反応した場合、RBにボールを渡さずに走り出します。一方、DEがRBではなくQBに反応した場合、RBにボールを渡します。
QBが走ることを想定して、
・FBがリードブロッカーになっている点
・FBがブロックに到達するまではWRがブロックして、FBが到達したら次に向かう点
がよく考えられているなぁと思いました。
ディフェンス解説
ディフェンスはおそらくCover4ディフェンスを引いておりました。LB2人に加えて、フィールドサイドのSFがランを守る役割を持っています(丸で囲っている選手がランを守る)。
この場合、DEがハンド・オフに向かうのであれば、ILBがQBを止めにいかないといけませんが、LBはDEと同様にRBを見てしまいました。
また、バウンダリー・サイドのOLBは中央のランを守る必要がない選手ですが、ボックスの中に気を取られてしまいブロックされてしまいました。
そのため、ILBがRBに気を取られずにQBをしとめるか、OLBが外に顔を出してQBを内側に走らせていれば、おそらくこのランは止まったでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
オフェンス目線では、ブロックしない選手を作り、その選手をキーにボールを渡すか渡さないかを判断することで数的優位に立つことができます。
ディフェンス目線では、味方の選手がどう動くかを理解して、役割が重複しないように正しく動く必要があります。
それではまた次回をお楽しみに。
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