社会人アメリカンフットボール Xリーグから好プレイをご紹介します。
今回はパナソニックインパルスのパスプレイをご紹介します。
第1Q残り10:59
敵陣31y 1-10
Zone Fake Pass
パナソニックインパルスの最初のオフェンスプレイです。
RBにハンドオフフェイクを入れてのロングパスでしたが、QBのAnthony Lawrence選手はターゲットにしていた狭いサイドの選手が空いていなかったため、プレッシャーを避けてフィールドサイドにロールアウトしました。
その際、QBがボックスの外に逃げ出すのを見たWRの#15頓花選手も同様にサイドライン側に走り出すのですが、Anthony Lawrence選手が前に上がるようにシグナルを送った瞬間、頓花選手が前に走り出してロングパス成功となりました。
動画はこちらから。
まさにQBとWR同士の息が合ったコミュニケーションから生まれたプレイですが、Anthony Lawrence選手は2019年からチームに加わった選手なので長年のホットラインというわけではありません。
しかし、頓花選手はプライベートでもAnthony Lawrence選手とコミュニケーションをとることで良い関係を築いていたそうです(Japan X BowlのBS放送解説より)。
何でも、頓花選手の地元である京都で一緒に観光をしていたそうな。
私も過去にWRをしていたことがあったのですが、練習中はもちろん学校の休み時間でもよくQBとキャッチボールやパスコースの練習をしていましたし、クラブ以外の時間でもコミュニケーションを取っていました。
アサイメントをやり切るだけなら初めて会った選手同士でもできるのかもしれませんが、QBにプレッシャーがかかってプレイが崩れた時こそ、アサイメントを超えた咄嗟の判断が必要です。
その判断を合わせるためには、日々の練習はもちろん日頃選手同士でコミュニケーションを取る事が必要なのかもしれません。
それではまた次回をお楽しみに。
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