さて、続いては49ersがタッチダウンしたことで10-10と振り出しに戻すプレイです。
第2Q残り5:18
敵陣15y 1-10
Zone Bootleg
Outside ZoneをフェイクにしたNakedプレイですが、これに対するチーフスのディフェンスはこちらです。
LBを2枚ブリッツさせた6メンフロントのカバー0です。
奥にフリーで守っているセーフティがいないため、一人がタックルミスするとタッチダウンになってしまうプレイなのですが、タッチダウンを防げたかもしれない選手が2人います。
皆さんはどの選手かわかるでしょうか。動画をご覧ください。
※40:46から再生
正解は下図で示した2名の選手です。
①のDEは、本来大外を守る選手なのですがハンドオフにつられてしまいQBにプレッシャーをかけることができませんでした。ハンドオフは他の選手に任せてQBに思い切りぷっレッシャーをかけていれば、もしかしたらパスは失敗になっていたかもしれません。
②のLBは一度ブリッツに入ろうとしてランフェイクに気づきました。しかし、DBがタックルしてくれると思ったのかなぜかパシュートをやめてしまい、結果DBがタックルをミスしたためタッチダウンされてしまいました。
決して能力で相手に圧倒されたり、戦術ではめられたわけではないのですが、この2名の選手はプレイ中にふっと意識が抜けてしまったことによってタッチダウンに繋がってしまいました。
前回のプレイ紹介では、NFL選手は自然と細かい部分まで意識できているとお話したばかりですが(笑)
厳しいトレーニングを積んだり、複雑な戦術を覚えることももちろん大事ですが、勝敗を分けるのはこのような当たり前のことを当たり前にできる意識の高さだと思います。
アメリカンフットボールをする上で一番大事にしないといけないところですね。
それではまた次回をお楽しみに。
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